【3度目の8日間連続】ストリートナンパノック1日目
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Look inside yourself. You are more than what you have become.
自分自身の中身をよく見つめろ。本当のお前は今のお前以上なんだぞ。(ライオンキング)
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はじまるときの胸の高まりこそ気持ちいいものはない。
このどきどき感。
わくわく感。
初めての海外旅行を思い出していた。
飛行機に乗るのも初めて、ぶわぁと離陸する瞬間に身体が浮く驚きと感動はついさっきのようだ。
空港から一歩外に出ると、見たことのない景色、文化、宗教、生活様式、それに触れたときのなんとも言えない気持ちが身体の中を一周し、気持ちを熱くする。
広島駅からタクシーに乗ると、運転手さんは僕に尋ねた。
「お客さん、なんかいいことあったんですか?」
きっと浮かれている自分の雰囲気を見て言ったんだろう。
僕「いいこと?これから探していくんですよね~」
意味深な僕の回答にふむふむと相槌を打ってれる。
心の中で、もし結果がでたらこの言葉を使おうと思っていた。
そう、「いいこと」を探しにストリートでナンパノックをする。
いいこととは、なんなのか。それがこの胸にわかるまで
ぼくは、街にのまれて、少し心許しながら
この牡蠣の街の風に声をかけ続けよう
チェックインし、アイロンしたシャツに着替え、鏡を見た。
今日はいける。
さぁ、行こう。
ゲームの始まりだ。
◇◇◇
1人目 ピンクの髪色のOL
「もしかしてアイドルの公演帰りですか?」でオープン。 良い感じに和む。公演帰りではなく、仕事終わり、でしばらく並行トーク。
仕事グダ。
じゃあちょっと向こうの壁で話そうよ!打診が通り、会話を続ける。
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ノックの前、味噌の中年ファイターさんがこういう募集をしていた。
つかさずDMを送ると、すぐに電話へと変わった。
主に話題は連れ出しからホテルへの打診の方法を相談させてもらった。
簡単に言うと、「小さい打診を積み重ねること」が飲みや直ホへとつながるというアドバイスを頂いた。
グダが絶対的に生じる。
それに対しての切り返しはもちろん、ちょっと話そうから入り、ちょっとコンビニで、バーで、飲み屋でホテルへと小さなハードルを越えていく、10分少々だったけど的確にアドバイス頂けた。
早速、それを1人目の子で実践している。
ビタ止めからのトークで向こうから質問も増えた。笑顔も見える。
とりあえずコンビニでなにか飲もう、提案が通りドリンクを買ってあげ一緒に飲む。
個人的に直ホまでに乗り越えるべきハードルを3つに設定した。
- オープンしてからの和み
- 自己開示、ここで笑いを取り、相手から質問が来るまで和む
- コンビニ打診からの直ホ
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しかし、相手はこれから飲み会の予定がある。ドリンクを持ってホテル前まで来たが予定グダで破綻。LGだけして放流。
1人目から良い感じに和めている。中年ファイターさんのアドバイスをそのまま活かせている。
2人目 OL
冷たい反応をされ、ついつい道聞きに走ってしまう。これはあかん
3人目 主婦
ガンシカ
それから謎の地蔵。いけそうな案件か、無駄な案件か、よくわからず選び地蔵を30分くらい繰り返してしまう。
時間は21時前。
牡蠣クラスタのしゅーさん、とらさんと合流させてもらった。
個人的な印象だけど、牡蠣クラスタの人はまじで情に厚い。優しいという表現が正しいか。貴虎くんにも連絡を頂いた。いつもありがたい。
話すだけで元気をもらえた。さぁ街にでよう。
4人目 OL
ガンシカ
5人目 OL
スマホで漫画を読んでいる女性「あっ!ワンピース?ハンターハンター?」
「%$&#KL」よくわからない漫画名を言われた。これから飲み会に行くと言うことで終わってからならということで、LG。
6人目JD
「これからオールでバイトの打ち上げ」に行くという。放流
7人目 美容師
僕の特技は美容師さんと美容部員を当てることだ。美容師さんぽい雰囲気の人をみつけたのでつかさず
「このヘアスタイルどうですか?」オープン。 オープンし、和むも未来見えなさそうで放流。
8人目 人妻 話すも放流
9人目 OL
ガンシカ
10人目 事務員
和むも放流
11人目 飲み会帰りのOL
和むも放流
12人目 OL
終始ニコニコ笑っている。なにか言うとニコニコ笑う。気持ち悪くなり放流。
13人目JD
マクドナルドへ入るところをビタ止め。しばらく話すも友達が3人来て破綻。
14人目 OL
話しかけると、ガン見され猛ダッシュ
◇◇◇
ゆっくり歩く女性。それにしても佇まいが美しい。20代中盤の女性。
「このお姉さんのバック、オバマ前大統領の奥さん使ってたやつですよね?」
「???」
「絶対そう、この色合い、形容、まさしく大統領夫人バックだ!」
なぜかこれでオープン。知的な女性は、少々難しいことを言った方がオープンするのはあなたは知的ですよと暗に認めさせるから、適している。
飲み会終わりのOLだった。
共通の話題で盛り上がり、しばらく一緒に散歩する。にしてもよくしゃべるし、見かけによらず破天荒だ。
ここの芝で一緒に寝よう、と言われ一緒に寝転がる。
思いの外、夜風が気持ちいい。芝の青々したにおいと彼女の柔らかいにおいが重なる。
手を繋ごうとすると「だめ」と激しいグダ。
この時点で見極めればよかったかもしれない。
しばらく一緒に話し合う。
「初めて会った人じゃないみたい」そんな言葉が相手から漏れる。
コンビニに寄り、乾杯し、ホテルで飲もうと打診するも激しいグダ。
仕方なく公園で一緒に飲み、乾杯する。
にしても、ナンパでこんな綺麗で(個人的に)知的な女性と出会えることは
今までの僕ではあり得なかった。そのくらい(個人的には)好きはタイプだ。
再度和む。
お互いのこと、育った環境、価値観、何もかも似ていた。
「めっちゃ良い部屋だからおいで」と言うと、彼女はやっと首を縦に振った。
ホテルへイン。
そのまま、ノーグダで激しく、、もとめあう、、、
とはいかなかった。
いけなかった、のが正しい表現か。
「わたし絶対しないから、からだしんどいから、絶対なしだからね」
強い、強い、グダ。
再度和むも時間は深夜二時。
彼女がベットに入り、秒で寝息が漏れる。
スマホを見ると、先月のノックでLGしたキャバ嬢と
さっきLGしたOLからブーメランが来ていた。
しかし、この彼女に集中しようと思った。
そしてナンパ界隈でこういう言葉があるのは知っていた。
「女性は朝えろくなる」。
朝に賭けよう、自分も眠りについた。
◇◇◇
朝起きると彼女はまだすやすや寝ている。
にしても細身で寝ている所作も美しい。
ゆっくり頭をなでると、ぱっと目を覚まし、激しいグダ。
「わたしは絶対しないし、やめて」
一
気に起き上がりばあっと電気を一斉につける。
一気にテンションが下がる。
しかしここではあきらめない。
2つのブーメランを蹴ってまで優先させた案件だ。
電気を消し、再度和む。
これからもっといたいという色恋も伝えた。
しかし、手をふれだけで拒絶反応。
心より体がそれを拒否している。
魅了できなかった。
これ以上何もできなかった。
「次だったらよかったのに」
彼女は部屋を出て行った。
ばたんと言うドアを閉じる音が響いた。
胸に響く鈍い音だった。
◇◇◇
一気に疲れが出てきた。
仰向けになると、天井の照明が暗い色を輝かしている。
手を伸ばすと、届きそうで届かない。
目をつむると、まだ彼女のにおいがそこにあった。
一緒に寝転んだ芝のにおいとは違う、冷たいものだった。
いいこととは、なんなのか。それがこの胸にわかるまで
ぼくは、街にのまれて、少し心許しながら
この牡蠣の街の風に声をかけ続けてきた。
1日目が終わった。
あと7日間でこの「いいこと」がなんなのかわかるのか?
重苦しい一日からのスタートだった。
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【結果】 1日目
稼働:5時間00分
15声かけ
2LG
2連れだし
0即
費用:700円(ドリンク代)
考察
ブーメランが二件来ていたので、そっちに行っていればよかったかもしれない。
最初の段階で損切りするべき案件だった。しかしながら、食いつきもあるし、共感トークもうまくいき、それに惑わされていた。
損切りの基準が難しいのでそれを整理したい。
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3度目のノックスタートしました!
3回とも初日は坊主という結果に終わりました。
ぶっちゃけいけると思ったんですけどね、、、、。まだまだ自分が甘かった、それに尽きます。
しっかり反省して、また今日街に出ます。
いいことあるといいな。
ソラ