【3度目の8日間連続】ストリートナンパノック最終日【前半】~今しかできないことだから~

f:id:soda-fight:20190422200254j:plain

「闇じゃない!心は弱いかもしれない。闇に負けるときだってある。でも、闇の奥には光があるんだ」

キングダムハーツ ソラ
 

 

 

今日が最終日だ。

 

何が起こっても今日が最終日だ。

 

8日間のストリートナンパノック。

初日のブログを読むとこう書いてある。

 

「今しかできないことだから」。

 

時間は、有限である。

 

ただ、その有限な時間で輝く時間がある。

「マジックアワー」。

 

魔法のような時間。

太陽が昇る前、沈んだ後に訪れる時間を形容して言う。

人生のマジックアワー。まさしく今なのだ。

 

その時間に、思いっきり、ストナンに取り組みたい!

 

半年間で2度目ノックをやり、3度目のノックが終わる。

 

嬉しさよりも悔しさが残る。その気持ちがある限り、一歩目が強く踏み出せる。

 

 

「最終日だからこそ、やりきろう」。

 

振り返るのは後で良い。

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

===

 

1人目 韓国人

「こんにちは!めっちゃ今日暑いですね!ほら自分から湯気でてるでしょ?」

日本語が通じない。意図が伝わらず、放流。

 

1声かけ目から、調子はいい。トークものりもふっきれていて声も出ている。

 

2人目 JD

オープンするとATMを探している。

案内すると「機密事項だからみないで」と背を向けられた。放流

 

3人目 OL

ガンシカ

 

4人目 巨乳OL

タイプ子でオープンするも。

エスカレーターに吸い込まれる。一緒に乗って並行トーク続けるも、改札を通られた。

 

5人目 JD

「いや~夏ですね!もしかしてお名前あやちゃんでしょ?」

界隈でラインの友達の名前に、「あやか、あや」が多いことからオープナーで使ってみた。

「いや、違います」哀しくあしわられた。

 

 

今日は暑い。最高気温が29度あった。

ジャケットを脱ぎ、シャツで何組か声をかける。

 

*その後もあやちゃんオープンナーを11人に使いましたが、あまり結果はよくなかったです。もちろん状況によるが、共通点を見つけたり、レッテルを貼るのなら、ネグを使えるオープナーの方が良い。

(目大きいね!どんな化粧マジック?)みたいな感じで。

 

 

===

 

ノックをしながら思ったことがある。

 

ナンパは、自分の鏡だ。

 

自分が堂々と、笑顔じゃないと、相手は反応しない。

 

自分が哀しい顔や慌てた表情をしていると、そんな人に話かけられてもいい気分のはずがない。

だからこそ、笑顔が大切だ。笑顔こそ、オープンへの必要条件でもある。

 

その後、7,8人声をかけるがオープンはするもの連れ出せない。

いっぱい汗をかいた。人も飲みに向かう人が多い時間帯だ。

 

 

休もう。夜は長い。

 

 

ホテルに戻る。

 

エアコンで冷房設定を最低気温にする。

 

上着を脱ぎ、大の字になる。ベットの感触が心地よい。

 

8日間の疲れが、ベットに吸いこんでくれる。

柔らかくて、良いにおいがする。

 

数秒あれば、寝ることはできない。

 

「もういいじゃないか」

 

もう一人のソラが問うてくる。

「目標の7即を達成したんだからいいじゃないか」。

 

ノック中、8日間で7即を目標に掲げた。

1度目のノックが7日間で3即、2度目が8日間で5即だったため7即に設定していた。

 

ここで寝ても目標は達成しているから、世間体には問題はない。

問題はないし、自分もある程度満足はしている。

 

 

でも、、、、そんな考え方はだめだ。

 

 

「なに言ってるや。泥臭くやるのがソラじゃないのか?」

 

はっと目が覚めた。

 

 

 

ラインを見ると、以前LGしたK護師子からラインが来ている。

「今からなら会えるよ~」願ってもない。

アポが通り、彼女がやってくる。

 

暖色のワンピースと派手なネイルが綺麗な彼女だ。

すらりとしていてスト高だ。 居酒屋へ入り横並びで座る。

勢いよくグラスを鳴らす。

 

よくしゃべる。

仕事のこと、好きな人のこと、よくしゃべる。

 

話しを聞きながら理想の男性像を演じる。

いつも通りの流れだ。

 

 

「めっちゃ思ってたけど、寂しがり屋?話しうまいけど、寂しさを紛らわしているからが故でしょ?」

ネグ、レッテル貼り、共感。

 

その繰り返しを行う。

 

手を合わせる。

ハンドテスト、通る。

彼女からのボディタッチがある。

 

 

しかし、いまいち自分に食いつきがないように感じる。

それは言葉でいうと難しいが、くいつきがある状態では、彼女の心の声が漏れてくる。

 

その合図とともに、ホテルに搬送するのだが、いまいちわからない。

 

時間をかければいいという問題ではない。

 

お会計をし「とりあえずホテルで飲もう!」と言うとなぜか通りホテルへイン。

 

エレベーターに乗りながら手を握る。

 

部屋に入る。

繰り返し、ネグ、共感トークをし、両者の差を埋めていく作業を行う。

 

ハグ、キスをする。

手を握ると、手の甲まで握り替えしてはくれなかった。

 

それ以上を求めようとすると

強いグダ。好きな人しかやらない、という。

 

あっさり、負けを認める。色恋も使いたくない。

経験的に粘っても準即がいいところだからだ。

 

 

感謝の気持ちを伝え放流する。

 

外に出ると生ぬるい風が、気持ちを焦らせた。

湿気があり、気温が高い日は、体中がべったりする。

 

なにか見えないものにとりつかれている感覚に陥る。

 

頭がくらくらする。

冷水を浴びた。ほとぼりが冷め、さっきまでのべったりした何かにとりつかれている感覚は、消えていた。

 

さぁ、再開だ。なぜなら夜は長い。

 

 

(後半へ続く)