【3度目の8日間連続】ストリートナンパノック最終日【前半】~今しかできないことだから~
「闇じゃない!心は弱いかもしれない。闇に負けるときだってある。でも、闇の奥には光があるんだ」
キングダムハーツ ソラ
今日が最終日だ。
何が起こっても今日が最終日だ。
8日間のストリートナンパノック。
初日のブログを読むとこう書いてある。
「今しかできないことだから」。
時間は、有限である。
ただ、その有限な時間で輝く時間がある。
「マジックアワー」。
魔法のような時間。
太陽が昇る前、沈んだ後に訪れる時間を形容して言う。
人生のマジックアワー。まさしく今なのだ。
その時間に、思いっきり、ストナンに取り組みたい!
半年間で2度目ノックをやり、3度目のノックが終わる。
嬉しさよりも悔しさが残る。その気持ちがある限り、一歩目が強く踏み出せる。
「最終日だからこそ、やりきろう」。
振り返るのは後で良い。
さぁ、ゲームの始まりだ。
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1人目 韓国人
「こんにちは!めっちゃ今日暑いですね!ほら自分から湯気でてるでしょ?」
日本語が通じない。意図が伝わらず、放流。
1声かけ目から、調子はいい。トークものりもふっきれていて声も出ている。
2人目 JD
オープンするとATMを探している。
案内すると「機密事項だからみないで」と背を向けられた。放流
3人目 OL
ガンシカ
4人目 巨乳OL
タイプ子でオープンするも。
エスカレーターに吸い込まれる。一緒に乗って並行トーク続けるも、改札を通られた。
5人目 JD
「いや~夏ですね!もしかしてお名前あやちゃんでしょ?」
界隈でラインの友達の名前に、「あやか、あや」が多いことからオープナーで使ってみた。
「いや、違います」哀しくあしわられた。
今日は暑い。最高気温が29度あった。
ジャケットを脱ぎ、シャツで何組か声をかける。
*その後もあやちゃんオープンナーを11人に使いましたが、あまり結果はよくなかったです。もちろん状況によるが、共通点を見つけたり、レッテルを貼るのなら、ネグを使えるオープナーの方が良い。
(目大きいね!どんな化粧マジック?)みたいな感じで。
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ノックをしながら思ったことがある。
ナンパは、自分の鏡だ。
自分が堂々と、笑顔じゃないと、相手は反応しない。
自分が哀しい顔や慌てた表情をしていると、そんな人に話かけられてもいい気分のはずがない。
だからこそ、笑顔が大切だ。笑顔こそ、オープンへの必要条件でもある。
その後、7,8人声をかけるがオープンはするもの連れ出せない。
いっぱい汗をかいた。人も飲みに向かう人が多い時間帯だ。
休もう。夜は長い。
ホテルに戻る。
エアコンで冷房設定を最低気温にする。
上着を脱ぎ、大の字になる。ベットの感触が心地よい。
8日間の疲れが、ベットに吸いこんでくれる。
柔らかくて、良いにおいがする。
数秒あれば、寝ることはできない。
「もういいじゃないか」
もう一人のソラが問うてくる。
「目標の7即を達成したんだからいいじゃないか」。
ノック中、8日間で7即を目標に掲げた。
1度目のノックが7日間で3即、2度目が8日間で5即だったため7即に設定していた。
ここで寝ても目標は達成しているから、世間体には問題はない。
問題はないし、自分もある程度満足はしている。
でも、、、、そんな考え方はだめだ。
「なに言ってるや。泥臭くやるのがソラじゃないのか?」
はっと目が覚めた。
ラインを見ると、以前LGしたK護師子からラインが来ている。
「今からなら会えるよ~」願ってもない。
アポが通り、彼女がやってくる。
暖色のワンピースと派手なネイルが綺麗な彼女だ。
すらりとしていてスト高だ。 居酒屋へ入り横並びで座る。
勢いよくグラスを鳴らす。
よくしゃべる。
仕事のこと、好きな人のこと、よくしゃべる。
話しを聞きながら理想の男性像を演じる。
いつも通りの流れだ。
「めっちゃ思ってたけど、寂しがり屋?話しうまいけど、寂しさを紛らわしているからが故でしょ?」
ネグ、レッテル貼り、共感。
その繰り返しを行う。
手を合わせる。
ハンドテスト、通る。
彼女からのボディタッチがある。
しかし、いまいち自分に食いつきがないように感じる。
それは言葉でいうと難しいが、くいつきがある状態では、彼女の心の声が漏れてくる。
その合図とともに、ホテルに搬送するのだが、いまいちわからない。
時間をかければいいという問題ではない。
お会計をし「とりあえずホテルで飲もう!」と言うとなぜか通りホテルへイン。
エレベーターに乗りながら手を握る。
部屋に入る。
繰り返し、ネグ、共感トークをし、両者の差を埋めていく作業を行う。
ハグ、キスをする。
手を握ると、手の甲まで握り替えしてはくれなかった。
それ以上を求めようとすると
強いグダ。好きな人しかやらない、という。
あっさり、負けを認める。色恋も使いたくない。
経験的に粘っても準即がいいところだからだ。
感謝の気持ちを伝え放流する。
外に出ると生ぬるい風が、気持ちを焦らせた。
湿気があり、気温が高い日は、体中がべったりする。
なにか見えないものにとりつかれている感覚に陥る。
頭がくらくらする。
冷水を浴びた。ほとぼりが冷め、さっきまでのべったりした何かにとりつかれている感覚は、消えていた。
さぁ、再開だ。なぜなら夜は長い。
(後半へ続く)