KYOさん、ときどきNGN。

きっかけは、Twitterだった。

kyoさんは、幾つもの有名な山々があるNGNに住んでいる。
なんとなく「面白そうな人やなあ」という理由でフォローしていた。


私は月の半分以上出張で地方へ出向く。
そして仕事が終わり、接待を受け(し)、帰途につく。その度に、ここで女性を魅了できたらと何度思ったか、そんな経験則的な淡い理想を思い描いていたら、Twitterのタイムライン上で一文が流れた。

咄嗟に「行きたいです」。反応しているのが私だ。


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某日、NGN
Uからバスと電車を乗り継ぎ、NGN市へおよそ6時間。
町に降り立つと、人が少なく、Uよりも圧倒的に寒い。きっと気候のせいだろうか、曇っていたせいか、冬は...と真剣に考えてしまった。

バスの中で、kyoさんが書いたブログやツイートを上から下まで読んだ。
正直なところTwitterを見ていたら
kyoさんは(アイコンがエヴァやし、主張や批評が強いとこあるし、それでキャスではテンション高くて、つかめないなあ)と会う前に想像だけ膨らませていた。



私は、ネトナンでの即はあるが、ストリートでの即はゼロだ。2日間だけど

「Kyoさんに教わって、出来るなら即という結果が欲しい」。

自分で選んだ道だからこその"結果"という目標を立てた。




そして、夜。
kyoさんと初の顔合わせ。


全然、想像と違った。全然違うとはこういうことなのか、と思うくらい違いました。
正直に言うけど、思っている以上にイケメンでした。


ソラ「こんばんは!時間作って頂きありがとうございます!!」

kyoさん「おう!よくこんな過疎に来たな!来るとは思ってなかったぞ!!」

ソラ「(思ってなかったんかい...!)結果残せるようお願いします!」

kyoさん「お前はまじめか!!笑 まぁ楽しくやろうぜ!」


というお兄さんキャラ的なノリでスタート。
(いい人そうでよかった。Twitterのイメージはどこに行った??笑)
と思いながら2人組ならkyoさんがオープン、ソロなら自分が行くという設定で歩き始めた。


NGN駅周辺。

1声かけ目
2人組の20代前半のJDと社会人。

kyoさん「お姉さん、俺とこいつどっちが若く見える?」

JD「えー!こっち!!」と笑顔で自分に指差される。

自分「でしょ!!久々にそんなこと言われたわ」

kyoさん「こいつとは5年ぶりに再会して、開口一番こいつが俺のこと老けたなあって言われたから聞いてみたんだよ」(あらかじめ話したお互いの設定で)

JD「絶対こっち!!でも全然タイプ違うからなんか面白いね」

kyoさん「そうだろ!それでこいつと久しぶりにこっちで再会したからNGNの魅力を知ってほしいから、教えてや!」

そんな感じでオープンする。終始JDには笑顔が見える。呼応してkyoさんもジェスチャーを交え、相手の話をしっかり聞き、ここぞというところで大きな笑顔を見せる。
端から見ていて、一発目で女性との会話のテンポとテンションがすごいと感じた。

しかし、この後予定があるという理由で、予定後のブーメランを期待して放流。


それから駅周辺をぐるぐる回るも雨が降ったせいか、kyoさんが何度もいう「過疎地」の影響かど平日なのか本当に案件がいない。5、6組に声をかけるが反応はしてくれるが、番げ終わり。


歩いているとき、kyoさんがいろいろと話を聞かせてくれた。
何度も何度も言ってくれたのは

「声をかけ続けろ」だ。

「最初は地蔵するのはわかる。ただ、声をかけ続かないと何も起こらない。
俺も最初は声をかけるのが怖かった。でも1日に目標を決めて何人も何人も声をかけ続けたんだよ。慣れてくると楽しくなってきてさ」。
言葉に熱が帯びる。

「声をかけ続けることで、まぐれでたまたま番ゲして、偶然連れ出しできて、奇跡的に即れたという結果がでるかもしれない。だからここに来るくらいのお前ならさ、声をかけ続けることくらい容易いだろ?」

kyoさんの言葉は自然とすぅーっと入ってくる。
妙に説得力があるのはなぜだろうか。きっと物怖じせず、目の前の女性に対して声をかけ続けてきた賜物なんだと思った。
自分に合う服装や髪型のアドバイス、メンズ化粧の方法など惜しみなく教えてくれた。


「それにしてもお前よく来たな、こんな過疎地に」

単純に嬉しかった。こんなどこの馬の骨かわからない自分に対して、自身の経験を丁寧に話してくれる。涙が出そうになるくらい嬉しかった。


初日は、12、13組声かけして終了した。

22時からネトナンアポがあったので、その子とそのまま合流して居酒屋挟んでホテルで求め合った。片道2時間もかけてくれて来てくれて、しかもスレンダーでかなり可愛い子だった。
なんで来てくれたの?と聞いたら

「会ってみたかったから」

ネットはすごい。イケメンでもなくなんの取り柄もない自分に往復4時間もかけて会いに来てくれた。素直にお礼を言うと彼女は「今日は楽しませてね?」といたずらに笑った。



きっかけは、Twitterだった。

行為中、「kyoさんのツイートを見ていなければ、きっとこんなこともできなかったんだなあ」と何度も朝まで求め続けた。彼女もそれに応じてくれた。
朝日が彼女の白い肌を照らす。

ここにいるのは、夢なのか、淡くて甘い気持ちを全身で感じた。






結果的に2日間、NGNにいて
1連れ出し(合流してくださった閻魔さんのスーパーアシストを決めきれきらず、時間つくってくださり本当にありがとうでした!)
3番ゲ
1即(ネトナン)でした。



2日間、お世話になりましたkyoさんありがとうございます。
合流してくださった、閻魔さん、えさん、花金なのに感謝です。


ストでは坊主でしたが、また人生の思い出ができました。




「声をかけ続けろよ」
kyoさんが最終日にお別れするとき、そっと言ってくれました。



ホテルへ戻るとき、ふらふら歩く美人の人を発見し、「よっしゃー!」と思い追い越し、振り返って

ソラ「お姉さん!お姉さん見てたら疲れたけど、一気に元気なったわ!!笑」

お姉さん「死ね、消えろや」

ソラ「........。」



まだまだ修行は続きます。


ソラ