【7日間連続5日目】ストナンノック~ジャスティンときどきノック~

 

 

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「答えはソラが見つけるよ」

キングダムハーツ ロクサス

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仕事を終わらせ明太子に来た。

大きなコンサートが2つある影響か、駅は人でごった返している。
それにしても3連休の初日は、すごい人だ。

ここでは、一度自身の活動を見直すことが目的のひとつだ。

この4日間はとにかく必死だった。がむしゃらに声をかけていた。
同時に、自分のトークを磨いていきたい。
もちろん行動が最もいい。行動することによって経験値になっていく。

それを前提に、明太子でずっとお目にかかりたかったクラスタの方がいた。
ジャスティン・フィーバーさんだ。

twitter.com

ブログをずっと読んでいて、共感する部分はもちろん、自分に足りないことが多く書かれていた。

特に「声かけできない理由」などうわべではなく本質を書いてあったことに惹かれた。

実はストナンノックをする前に、結果如何に問わず、合流して頂けるかお願いをしていた。 快く引き受けてくれた。
3連休の初日、街に出たい気持ちを抑えて時間を作ってくれた。


◇◇◇

バーを指定して頂き待ち合わせをした。

間接照明に照らされEDMが心地よく鳴り響く。 鼓動が高まる。

クラスタさんに会うことは、アポで女性と会うよりも緊張する。

 

EDMのサビのパートに入ったとき、ふと後ろを振り向くとジャスティンさんは笑顔で手を振っていた。

まるでドラマのワンシーンを見ているようだ。

緊張するまま握手をした。
男でも女だろうが、握手をすれば相手のことを少し知った気になれる。



 それにしても、ジャスティンさんはまるでモデルのようだ。
整った顔、ほどよい筋肉のつき方、状況に合わせた服の着こなし方。

何より、目をまっすぐ見て話し、頷く。そして時折見せるくすっとした笑顔。

対面し、自分が女性なら一気に引き込まれる。

ジャスティンさんは最初に言う。

「ナンパはスト値からです」と。

スト値向上によって、刺さる層もが絶対的に広がることにつながる。

当たり前のことと言えばそうだが、ジャスティンさんの言葉には説得力がある。
なぜなら、見た目からも話しからも、それらの向上をやって来られたことが目に見えるからだ。


◇◇◇

続けて自身のノックをしながらの課題に対してアドバイスをいただけた。
ジャスティンさんは抽象論は決して言わない。
足りていないところを分析考察し、必要なところを具体化し提示してくれる。
大切なことを最初に言い、具体例を出し、また結論で主張を繰り返す。論文のようだ。

 いろいろと話しを聞いてもらった結果 「感情へのアプローチ」。

これが自分に足りてないと力説してくれた。

女性の喜怒哀楽の感情を揺さぶることで、心理的な距離を近づけることだ。

自身がストをしながら、女性目線で「ああした方がいい、こうした方が良い」を中心にやってきた。相手のことを観察し、共通点を見つけてそれを話すというやり方だった。
一言で言えば、相手に合わせていく。

ジャスティンさんは、その方法も刺さる層もいるがもっと良い方法を提示してくれた。 詳しくは、ジャスティンさんのブログにも書かれているが、ネグを使うことだ。

ナンパの声かけがうまくいかない理由を教えます! 声かけで超えるべき4つの壁とは? │ 福岡リーマンナンパ


 ネグを使い、相手をいじり、からかうこと。
有名なのが「そのネイルめっちゃきれいだね、もしかしてつけ爪なの?」だ。

自分は、これが全くできていなかった。

相手を褒めることをしても、いじることはしない。

実際にジャスティンさんにネグを自分にしてもらうと、納得した。
右脳が反応する。
たとえば話しを聞いていても、右から左に抜けていくことがある。
つまり、その話しに、その人に興味がないからである。

しかし、ネグを使えば、自分の感情が刺激されるし、相手がなんでそんなことを言うのかと興味が生まれるのだ。
大前提なのだが、言うのは簡単でそこから行動していくのが難しいものだ。

「ネグを使い始めたことで、刺さる層も一気に増えました。試行錯誤でも失敗してもいいので、どんどん取り入れて」と話してくれた。

予定の時間があっという間に過ぎた。


◇◇◇

外に出ると、もう冬だ。風が冷たい。
温度はなんと5度近いではないか。 そんな中でも、嫌な顔ひとつせずに、明太子の街を案内してくれた。
アポに使う店、ストする場所、その導線を丁寧に。

「せっかく関西から来てくださったので」 結局、1時間半の予定が3時間近く付き合って頂けた。

最後にお礼を言うと 「がんばってください!」と手を差し出してくれた。
男でも女だろうが、握手をすれば相手のことを少し知った気になれる。


時刻は23時。

実は明日は早朝から仕事のアポがある。

仕事も大切だがストも軽くでもいいからやろう。
「ネグを使って話していこう」とテーマを決めて声をかける。

◇◇◇
1人目 薄着のJD

僕「こんばんは!お姉さんの服めっちゃかわいいけど、首に鳥肌たってるで!」 とオープンしくすっと笑う。

 

JD「いきなり何?でも寒いのは確かだけど」 と寒いというジェスチャーをする。

 

僕「というかお姉さん、めっちゃ強がりでしょ!」

 

JD「いやいや、全然だけど、もういったいなに?笑」 反応は取れている。並行トークで決めつけトーク

 

僕「今日は3連休の最初の日!ということ、めっちゃ暇してるってわけだね!」

 

JD「いやいや、明日は朝から予定だし!」

 

僕「どうせ遊ぶ予定でしょ!遊ぶの好きそうな顔してるよ!」 とひたすら思いついたことを言う。 しかし、駅近くまで行くと「今日は帰る」と駅に向かって行かれた。

 

2人目 赤いバックを持っているJD

 

僕「こんばんは!この赤いバックって目立ちたいっていうこと?」

 

JD「え?意味がわからん。ただ気に入っただけなんだけど」

 

僕「自分もこれ背負ってみたいわ!自分だったら似合うと思う?」

 

JD「うん、似合うと思うよ!」

 

僕「絶対適当に言ったでしょ!軽くいうのが好きな人でしょ!」

 

JD「え、、、!いきなり言われたから、ノリで言っちゃった。」

 

僕「まぁ、確かに突然話しかけたのこっちだったからびっくりさせちゃったよね。ところで、この辺でお姉さんのような美人が行くおいしいご飯屋さんない?」 と並行トークするも、友達と待ち合わせしているとのことで放流。

 

3人目 20代前半 薄着JD

なぜか大きなコートを手に持っていたので、追い越して声かけ。

 

僕「こんばんは!めっちゃ寒いですよね!このコート着ないの?」

 

JD「これ彼氏に借りてて、ほら、あそこ」指をさされると 彼氏さんらしき人が立っていたので、放流。

 

4人目 JD

 

赤い帽子、長い白いマフラー、黄色いかばんを持っている。

 

僕「お姉さん!この帽子とマフラー、とバックの色合わせるとまるで信号機だよ?」

JD「うわぁ!びっくりした、ちょっと考えちゃった。確かに信号機みたいですね」

 

僕「すごいね!絶対、歩く信号機意識したでしょ!!」

 

JD「してない、してない、ただの偶然」 反応はいい。笑顔も見える。

 

僕「ということは、信号機スタイルで飲み会行ってた帰りみたいな?」

 

JD「いやいや、もう。なんですか。笑 美容院行った帰りです。」

 

僕「きれいになったんだね!確かに良い香りするし、より目立つ感じする」

 

JD「いいでしょ、これ。これから会う人のためなんだ。」

 

僕「彼氏さんでしょ!絶対そう!」

 

JD「そうそう!今日お泊まりして明日から旅行なの!なので電車乗るね!」 話した経緯と番ゲ打診もするが、あっけなく拒否され、駅へと続く階段へ行かれた。

 

5人目 美容師アシスタント

赤い髪で小さな赤いバックを守っている。

 

僕「こんばんは!このバックって弁当箱?」

 

美容師「いえいえ、普通のバックです!」

 

僕「絶対弁当箱でしょ、というか自分もこれほしいわ!自分のこの服の組み合わせと絶対似合うでしょ?」

 

美容師「持ってたらおかしいでしょ笑お兄さん方言ないね?」

 

僕「そう違うよ!お姉さんこそ、アメリカ出身?それか沖縄でしょ?」 適当に言うと

美容師「そう、沖縄なの!なんでわかったの?」

 

僕「だって、こういう赤い弁当持つ文化沖縄にあるし、すぐわかったよ(超適当)」

という謎ののりで話しつつ、自己開示していく。

「寒いから」とビルの端に移動し、和み。お互いのことを話す。

質問も相手から飛び、反応がいいところで、時間制限の打診、ビールかジュースのダブルハンド。

 

 

が通らない。

 

どうやら明日も仕事らしい。 粘る案件だと思い、和み→ネグ→レッテル貼り→和み。 15分くらい粘ったが、どうしてもだめという。

明日は3連休の中日だから早朝からヘアアレンジの仕事がありどうしても帰りたいと言う。 だめだ、放流。(ここは是が非でももっと粘るべきだったと反省)

6人目 JK

 

大人っぽい後ろ姿だったので声かけするもJKだと知り放流

 

7人目 30歳前半

 

オープンするも、友達に家に向かっているので急ぐと、放流。

 

8、9人目

 

ガンシカ

 

10人目 看護師

 

ふらふらと足取りで歩いているのを発見しつかさず

僕「こんばんは!お姉さん、めっちゃ飲みすぎたでしょ!」

 

看護師「そうなんですよ!焼酎をロックでめっちゃ飲みました。だからのど焼けして全く声がでないの」 ライオンの鳴き声のような低い声で言う。

 

僕「(…」 すみません、声が特徴的すぎてあまり会話を覚えておりません。 ただ食いつきあったものの、友達とクラブ行くグダで番ゲだけしました。

 

 

◇◇◇

 

時間は深夜の1時過ぎ。 息を吐くと、微かに白い。 帰途についた。  



【結果】

5日目

稼働:2時間15分
10声かけ

1番ゲ

0連れだし

0即

オープン率:70パーセント

◇◇◇

残り2日になった。
あと2日で目標の3即ができるか。考えると不安ばかりが増す。
ただ、ジャスティンさんとお目にかかり、アドバイスいただきひとつブレイクスルーできるかどうかの分岐点が今であると感じた。

同時に何より楽しんで、健康にストを続けること、この2つはしっかりやろうと、自分に誓った。

ソラ