【7日間連続1日目】ストナンノック~風が冷たい夜~
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They can't order me to stop dreaming.
夢を見ることは、誰にも止められないわ。(シンデレラ)
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一週間前、僕は火の国に降り立った。
仕事の出張で、九州に行っており、仕事後にストしたがいずれも坊主。
自分に悔しく腹立たしく大阪戻る予定を変更して、火の国行きの切符を買っていた。
夕方前からストを始め、3連れだし、1即を果たした。
声かけの総人数は56人、歩行総距離は29キロだった。
「執念」の即だったと自負している。
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7日間連続ストリートナンパノックの1日目が終わった。
4月なのに風が冷たい夜だった。
そう思うくらい、ストナンも冷たかった。
仕事が終わり、新幹線に跳び乗った。
7日間のノックをするため、ある程度仕事を片付けなければならない。
空き時間に、プレゼンの資料を急ピッチで作り、バランスシートを見直す。
上司や先輩に、ノックをするため、今週は予定があると伝え歩く。こうやった根回しは得意だ。
ノック当日も早朝から今週分の仕事をしたため、新幹線で爆睡するつもりだった。
しかし、全く眠たくならなかった。
これからどんなストーリーが始まるのか、濃い疲労感の中に、興奮が冷め切らずにいた。
チェックインし、熱いお湯でシャワーを浴びた。
この瞬間がたまらなく好きだ。
唯一、無になれる時間。お湯が頭から足の指までくまなく気持ちがいい、時間を与えてくれる。
ワックスをつけていると、牡蠣のクラスタのとらじろうさんから電話が鳴った。
「ちょっとだけでも応援したくて」。
予定がある中で、少しだけでもと激励に来てくれた。お酒を頂き、乾杯する。
ああ、始まるんだという気持ちと、お酒が良い感じに回ってくる。
とらさんが「がんばってください」と力強く握手してくれた。
さぁ、ゲームの始まりだ。
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1声掛け目 JD
僕「こんばんは!ぶっちゃけ、今って春なんですか?」
JD「…」
僕「もしかして真冬だった?」
JD「…」
その後も会話にならず放流。1声かけ目は、ガンシカ。
あれ?こんな自分、あかんかったのか?
声も出てないし、ろれつも回ってないし。 と言いつつも、声をかけ続ける。
10人くらい声をかけ続けるも、反応が悪い。
結果に左右されたくはないが、このままでいいのか?と思ってしまう。
12声掛け目 OL
ポケモンのキーホルダーをつけているきれいめのOL。
しかし、表情は暗い。
僕「こんばんは!お姉さんコイキング好きなの?」
OL「うん、大嫌い。これは呪いなの。」
僕「お守りじゃなくて、呪い?」
OL「そう、ある人を呪おうとおもって。」
僕「おお~、(なんだんだ…この人は…)でもコイキングだとめっちゃ雑魚キャラやん」
OL「最初はいいの、最初は弱い呪いで。ギャラドスに進化したら呪いは強くなるでしょ?」
僕の顔を一切見ずに、真剣に話す。 目線も口調も一定だ。
何かを見据えており、トランス状態かわからない。
一応打診しようと「そかそか、その呪い面白いから詳しく聞かせてよ!オレンジジュースと紅茶どっちがいい?」
OL「あなたも呪うよ?」
まっすぐ目を見て話してくる。
怖くなって「あ、ありがとう、呪わないでね」と言ったら、自分の顔を見ずに立ち去った。オカルトとか全く信じないけど、冷や汗で暑くなった。
なんだったんだろう、あの人は。現実と不思議の間にいるような感覚だった。
日付はいつの間にか0時を回っている。
その後、JDとOLの子と和むも連れ出しには到らず、2LGで終わった。
4月なのに風が冷たい夜だった。
そう思うくらい、僕のストナンも冷たかった。
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【結果】 1日目
稼働:3時間30分
17声かけ
2LG
0連れだし
0即
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初日が終わりました。個人的には厳しい夜でした。
声をかけても早足で行かれるし、オープンからの足止めもままならない。
濃い疲労があるため、深夜1時半には切り上げ、熱い風呂に入って濡れたタオルを干して寝ることにした。
坊主で迎えたとき、何の成果もでないままブログを更新するのは辛いです。
ソラ