【7日間連続1日目】ストナンノック~風が冷たい夜~

f:id:soda-fight:20190415104934j:plain





◇◇◇
They can't order me to stop dreaming.

夢を見ることは、誰にも止められないわ。(シンデレラ)
◇◇◇

一週間前、僕は火の国に降り立った。

仕事の出張で、九州に行っており、仕事後にストしたがいずれも坊主。

自分に悔しく腹立たしく大阪戻る予定を変更して、火の国行きの切符を買っていた。

夕方前からストを始め、3連れだし、1即を果たした。

声かけの総人数は56人、歩行総距離は29キロだった。

「執念」の即だったと自負している。



◇◇◇

7日間連続ストリートナンパノックの1日目が終わった。

4月なのに風が冷たい夜だった。

 

そう思うくらい、ストナンも冷たかった。


仕事が終わり、新幹線に跳び乗った。
7日間のノックをするため、ある程度仕事を片付けなければならない。

空き時間に、プレゼンの資料を急ピッチで作り、バランスシートを見直す。

 

上司や先輩に、ノックをするため、今週は予定があると伝え歩く。こうやった根回しは得意だ。

ノック当日も早朝から今週分の仕事をしたため、新幹線で爆睡するつもりだった。

 

しかし、全く眠たくならなかった。

 

これからどんなストーリーが始まるのか、濃い疲労感の中に、興奮が冷め切らずにいた。

 

チェックインし、熱いお湯でシャワーを浴びた。

 

この瞬間がたまらなく好きだ。

 

唯一、無になれる時間。お湯が頭から足の指までくまなく気持ちがいい、時間を与えてくれる。

 

ワックスをつけていると、牡蠣のクラスタのとらじろうさんから電話が鳴った。

「ちょっとだけでも応援したくて」。

予定がある中で、少しだけでもと激励に来てくれた。お酒を頂き、乾杯する。

 

ああ、始まるんだという気持ちと、お酒が良い感じに回ってくる。

とらさんが「がんばってください」と力強く握手してくれた。

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

◇◇◇

1声掛け目 JD

僕「こんばんは!ぶっちゃけ、今って春なんですか?」

JD「…」

僕「もしかして真冬だった?」

JD「…」

 

その後も会話にならず放流。1声かけ目は、ガンシカ。

あれ?こんな自分、あかんかったのか?

声も出てないし、ろれつも回ってないし。 と言いつつも、声をかけ続ける。

 

 

 

10人くらい声をかけ続けるも、反応が悪い。

 

結果に左右されたくはないが、このままでいいのか?と思ってしまう。


12声掛け目 OL
 ポケモンのキーホルダーをつけているきれいめのOL。
しかし、表情は暗い。

僕「こんばんは!お姉さんコイキング好きなの?」

OL「うん、大嫌い。これは呪いなの。」

僕「お守りじゃなくて、呪い?」

OL「そう、ある人を呪おうとおもって。」

僕「おお~、(なんだんだ…この人は…)でもコイキングだとめっちゃ雑魚キャラやん」

OL「最初はいいの、最初は弱い呪いで。ギャラドスに進化したら呪いは強くなるでしょ?」
僕の顔を一切見ずに、真剣に話す。 目線も口調も一定だ。

何かを見据えており、トランス状態かわからない。

一応打診しようと「そかそか、その呪い面白いから詳しく聞かせてよ!オレンジジュースと紅茶どっちがいい?」

OL「あなたも呪うよ?」

 

まっすぐ目を見て話してくる。
怖くなって「あ、ありがとう、呪わないでね」と言ったら、自分の顔を見ずに立ち去った。オカルトとか全く信じないけど、冷や汗で暑くなった。


なんだったんだろう、あの人は。現実と不思議の間にいるような感覚だった。

 

 

日付はいつの間にか0時を回っている。

その後、JDとOLの子と和むも連れ出しには到らず、2LGで終わった。

 

 

4月なのに風が冷たい夜だった。

 

そう思うくらい、僕のストナンも冷たかった。

 

 

=======

【結果】 1日目

稼働:3時間30分

17声かけ

2LG

0連れだし

0即

=======

 

初日が終わりました。個人的には厳しい夜でした。

声をかけても早足で行かれるし、オープンからの足止めもままならない。

 

濃い疲労があるため、深夜1時半には切り上げ、熱い風呂に入って濡れたタオルを干して寝ることにした。

 

 

坊主で迎えたとき、何の成果もでないままブログを更新するのは辛いです。

 

 

ソラ