【7日間連続2日目後半】ストナンノック~眠れぬ夜はきみのせい

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「ソラはソラだ!!」 
キングダムハーツ ドナルド
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前回のあらすじ

火の国に入ったソラは13声かけ目で運良く弾丸即を決める。
余韻に浸りながらも、彼女を見送ったソラは、また街に繰り出す。

 0:30 アーケードに出ると驚いた。
終電も過ぎたであろう時間にかかわらず人が行き交いしている。火の国恐るべしだ。町に人がいるだけ...それだけでも背中を押してくれる感じがした。


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14声かけ目 JD
バイト終わりイヤホン外してくれる並行トークするも「帰ります」の一点張りで放流。


15声掛け目 20台半ば 事務系
追い越して斜め45度から「飲み会終わりですか?」で笑顔で声かけ。

にこっと笑顔が見え、オープン。

自己開示して「直ホ打診」をしようとするも、勇気が出ず15分だけ居酒屋打診。

 「いやいや!行かない」と言いながらも通り居酒屋へ。丸いピアスが特徴の子なので「丸子」とする。

僕「いやあ!くまもん美人と飲めて嬉しいわ!!」

丸子「えー!一杯だけどね。こうやっていつも声かけてるの?」

 僕「出張で来ると、テンション上がるからきまぐれで。なによりまだ飲みたかったし」

丸子「ふ~ん、そうなんだ、怪しいなあ~」

僕「まぁでも楽しいからいいやん!」

丸子「私彼氏いるから一杯だけだからね。それにやっぱりこういうの良くないし」
と彼女から彼氏のことを開示してくれる。しかもあまりうまく行っていないらしい。


どんどん話を聞こうとするが、丸子から矢継ぎ早に質問がくる。それは自分のことを知ってほしくないという、合図だったかもしれない。

僕「全然食べてないやん~」

丸子「おなかいっぱいで」

丸子は誠実な性格の持ち主だ。不安感もあるのもわかる。
質問をやめないのはきっとそれで自分を守っているのだろう。

正直、この時間で一緒に居酒屋にきてくれた時点で食いつきがあるのはわかった。

丸子から真剣な表情で質問がくる。


丸子「このままここに住んだりすることもあるの?」


僕は一瞬戸惑った。YESと答えたらきっともっと和めるであろうし、距離を縮められる。 もちろんその先の展開だってある...。
きっと丸子は新しい人を探してのだ。


その質問に「ああ、んー...!たぶん...。」か細い声で嘘をついてしまった。

もちろん丸子はその表情と声のトーンでそれが嘘だとわかっていたと思う。


 丸子「ほんとに~?」
と形式的に聞いてくるが丸子はわかっている。

僕「希望さえだせばここに住むかもしれないよ」

これが引き金だった。そこから会話はトーンダウンした。 なんでそんなしょーもない嘘をついてしまったんだ」と思った。


嘘をつくなら「堂々」としなければいけないにも関わらずだ。

そのままお店を出て丸子にホテル打診をするがもちろん「NO!」だ。
見送って手を繋ぐが手の甲まで握ってはくれない。

帰る間際こう言われた。

「嘘はつかないでね、わたし嘘つく人は無理だから」。

疲れがどっとでた気がした。 丸子の姿を見送って、コンビニでレモンチューハイをがぶ飲みした。


嘘をつくことで、戸惑った表情を顔を見逃さなかった。
見ず知らずの立場であるからこそ、下手な嘘をつくよりも、堂々と嘘でも本当に言う必要がある。なぜなら、「堂々と自信ありげにすること」が最大の攻撃であり、防御であるからだ。

◇◇◇

  16声掛け目 専門学生
おしゃれな服を着ている水色のハットをかぶっている子で
「このハットにハトを乗せるの?」とハット子に聞くと「???」無言で見つめられた...。
意味不明なことを言ってしまったと思い、「寒いね~!」「おしゃれだね」とオープン。
「彼氏いるから」と言いながらも並行トーク。 LINEだけ交換して放流。


17声かけめ 30代半ば 中国人
道を丁寧に教えてくれた。謝謝!


18声かけめ 20代半ば
全身がパジャマのような服装。
「お姉さん、今から路上で寝るの?」
パジャマ子「はい、寝ます!さようなら」横の細い路地にいきなり方向転換された。


19声掛け目 30代半ば
「こんばんは!」と声かけると「はいはい」進行方向とは逆に方向転換された。


20声かけ目 20代半ば 派手めキャバ

僕「このへんでいいお店知っています?」でオープン。

キャバ「いいお店知っていますよ!案内しますよ!」と優しく対応してくれる。 ついていくとなんと夜のお店ではないか。

看板には「フリードリンク●時間●●円」

僕「…。ごめんなさい1人で飲みたいんですよ!」

キャバ「ここ一人でもいけますよ!私も行きますよ!」

僕「ごめんなさい、、」頭を下げ、案内してもらったお礼をいい踵を返した。


◇◇◇

深夜3時にホテルに戻った。 シャワーを浴びる。 外の寒さには暑いお湯がいい。
余韻に浸れるからだ。 ペットボトルの水をがぶ飲みした。


興奮してなかなか寝付けなかった。
身体は最大限に疲れているのに...。今日だけでなんと約20キロも歩いていた。

寝付けない。天井が低く見えた。届きそうで届かない距離。
目をつむると、今日出会った子のことを思い出す。

また目を開け、勝手ににやつく。


眠れぬ夜はたまにあってもいい。



◇◇◇

【結果】
2日目
稼働:5時間30分
費用:3400円
20声掛け
2番ゲ
2連れ出し
1即

オープン率60%

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【反省】
①「は?」「なに?」と聞き返されることが多かったのでゆっくりしゃべること。
②オープンしてから並行トークの際、相手の目をもっと見てもらうようジェスチャーなどが足りなかったこと。
③連れだし打診の際、もう少し和みの時間が増えれば、打診が通りやすくなると感じた。

◇◇◇


今日も火の国でストさせて頂きます。
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一歩目がでるためらいが減ります。すごくありがたかったです。





ソラ