【7日間連続2日目前半】ストナンノック~眠れぬ夜はきみのせい~

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「君が恐怖するのは君の心が元気だからさ」 
キングダムハーツ ジャック
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久しぶりに目覚めが悪い。
ベッドから起きるのにとてつもなく時間がかかった。頭が痛い。
天井を見ると、ぐるぐると目がまわってきた。
まるで、昨日の自分のようだ。眠れない日はいつも自分のせいだ。

昨夜、深夜からのスタートになり、ふらつきまわった。貧乏旅行のような旅人のように、あてもなく不安と期待を併せて。
心に余裕がないと、行動できない。僕なんかは、特にそうだ。

熱いお湯でシャワーを浴びた。


さぁまずは仕事に集中しよう。

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火の国のホテルにチェックインした。
当初明太子だけでやる予定が、事情が重なり、火の国へきた。
下通り、上通り、の長い商店街を車窓から横目で見ながら、なぜかできる、自然に気持ちは和らいだ。いつものようにシャワーを浴び、アイロンを借り服のしわをのばし、香水でなじませる。



21:30 さぁ2日目のゲームの始まりだ。


1人目 30代前半の旅行者
「あの、この辺で美味しい料理のお店知りませんか?」
並行トークするも「友達が待っているんで」。すこし粘るも早足で行ってしまった。


昨日との違いは1声かけ目の一歩目の早さだ。
昨日は1人目に声をかけるまで30分以上かかってしまった。今日は3分だ。
1度「やるぞ!!」とスイッチをいれて、すぐに声をかけれただけで、こんなにも心の余裕が違うのか。自分をちょっぴり褒めた。
 

2人目 30代前半
話しかけるも「急いでいるんで」とほぼガンシカ。


3人目 20代半ば 事務系
「こんばんは!自分ここの郷土料理食べてないんだけど、いいお店知ってます?」
と斜め前から笑顔で声かけ。
反応はいい。立ち止まっていろいろと話をする。
県外からの移住者で、この土地には来ばかりの人だ。共通点も多く、盛り上がる。
「いけるかも?」と思い時間制限打診。さらに「ビールかカクテル」どっちがいい?とつなげる。ぐだられるも流し、再度打診。
結果、、、「金魚に餌をあげる時間決まってて、もう帰らなくちゃ行けないの」
話を聞くと相当の金魚好きで、大切にかわいがっている。写真の待ち受けは金魚だった。粘ってもよかったが、諦めて放流。

4人目 20代半ば
ガンシカ

5人目 20歳 専門学生
バーテンダーのバイトをしている。上と同じように声を掛け和む。
この後バイトだから仕事後に会えたら会おうとラインだけ交換する。
 ストナンノック初のラインゲット。

6人目 20代前半
白いもふもふ系の服を着ている。つかさず話しかけるがガンシカ

7人目 20代前半
上のようにオープンし、話は聞いてくれる。しかし、目線を合わせてくれない。
会話の途中で歩行スピードを上げられ見送る。

8人目 20代前半
下通りで声掛け。マスクでイヤホンつきのアイドルぽい。並行トークするも狭い路地に入り、並行でなく直列になった。そのまま並行トークになれず放流。

やはりストするなら道幅があるアーケードに越したことはない。
路地だと暗さもあって、相手への不信感不安感も増える。
 

9人目 20代前半
白いもふもふ系の服を着ている。声かけするもほぼスルー。


10人目 20代半ば

「いいです、」ガンシカに近いスルー

11人目 JK1
目に入った四角いバックが目に入り「めっちゃスタイリッシュなバックですね」とオープン。並行トークするもJK1だとわかり放流。


12目 JK2
「こんばんは!」とオープンするもJK2だとわかりすぐに放流。


.......。
連続してJKに声かけてしまったの自分で笑ってしまった。
ここまで1時間。過去の自分としてはいいペースだ。


13声かけ目 JD2
下通りを歩いているとカラフルなバックが目に入る。(カラ子とする)
身長は低く、小動物系のような顔と雰囲気だ。
追い越しつかさず声掛け。


僕「うわぁ!いい色のバックですね!もしかしてメイドインUSA?」

カラ子「うわぁ!びっくしました!そうですアメリカで買ったんですよ!なんでわかったんですか?」

僕「(いや、適当なんだけど...と思いながらも)お姉さんめっちゃアメリカ行ってそうな雰囲気醸し出していたから察知したねん」

カラ子「そうです!そうです!最近まで行ってました!」

という感じで共通点をみつけ止めてトーク

僕「めっちゃ共通点あるね!自分、飲み会終わって、これから何しようかな~って思っててアメリカの話聞きたかったの!アメリカ的なお店あるから行かない?」

カラ子「大丈夫ですよ~!行きましょ!」


アメリカでなく、イギリスのハブにイン。
お互いビールで乾杯。
カラ子の話をじっくり聞いてあげる。大丈夫、食い付きはある。共通点も多い。
1対1なら負けたくない。

しかし恋愛の話になると

 

カラ子「わたしつきあったこともなくて、手もつないだこともなくて。」

僕「そうなんだ~!でも飲み会とかでそういうふうになるでしょ」

カラ子「いえ、全くなくて。そんなに彼氏もほしいと思ってないし」

僕「(はぁ、、まじか確かにまじめそうな感じだし、崩すのは難しそうか、、)そかそかでもなんかもてそうだけどね」
と適当に持ち上げつつ、ビールを飲み干した。

僕「時間取らせて悪かった、いこうか!」
で退店。

外で待っているとなんだか帰りたくなさそうな雰囲気を出している。
カラ子の顔もすこし火照っている。試しに手をつなぐ。握り返してくれる。

僕「ホテルで飲み直さない?」

カラ子「いいですよ~!そんな飲めないですがいいですか?」

そこからホテルの部屋に入った。ベッドの上でそのまま抱きしめてDK。
電気を消し、服を脱がすと形のいい胸現す。裸のまま抱き合うとはりがあるもちもちの感触。
首筋をなめると「いやあん」と微かな甘い声が漏れる。


僕「いれていいの?」

カラ子「お願いします」


カラ子は初めてと思えないくらい動くし、がばがば入る。
騎乗位だって右に左に上下に動いてくれる。

しきりにカラ子が甘い声をだす「いいです、良い感じ!」

ボリュームが上がっていくと互い腰の動きも速くなる。


ノーグダで即。



行為後。
僕「なんでついてきてくれたの?」

カラ子「う~っん!なんでだろう、わかんないや」

僕「ライン交換する?」

カラ子「いや、ラインやってないしいいや~」



余韻に浸りながらそのまま放流。出会ってからおよそ1時間の弾丸即だった。
カラ子の姿が見えなくなるまで、見送った。

カラ子は嘘をついていた。手もつないでいない、キスもしたこともない、それはきっと嘘だった。自分はだまされてすぐさま放流しようとした、食い付きがあったにも関わらずだ。
女性は言葉上では嘘をつく。悪いことではないし、それはそういう生きものが女性あり人間だ。恥じらいや身を守るためいろいろな嘘をつくいい嘘だ。

自分がこのような結果になれたのは嘘を見破ったからではない。
たまたまカラ子が「帰りたくなさそう」というサインを見つけたからだ。
ほんの些細なサインだったかもしれない。
しかし、手をつないでそれが確信になり、行為へつながった。


正直実力でもなんともない。
初めての即は、もっとドラマチックのことを期待していた。

声掛けでぐだられ、粘り、打診も粘り、断られ、、そのたびに和んで自己開示して、と自ら難しいイメージを想像していた。

なので出会ってからお店も行為もノーグダで行ったのは、偶然にすぎない。

まぐれだ。


しかしカラ子の後ろ姿を見ながら、クリスマスツリーの飾りがきらきら光っていくのを見ながら、うれしさがあふれてきた。


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ストナンをはじめて4ヶ月。ようやく初の即を果たせました。


続けてきて良かったです。いまはただそれだけです。


そして、ツイッターでいいねやリプライいただけて本当に励みになりました。
同時に、実際に合流してアドバイスしてくれたクラスタの方々本当にありがとうございました。いつもスト中は、そのアドバイスを頭に浮かべながらやっていました。



追伸
記事が長くなりすぎたので、二部に分けて書きます。