【7日間連続4日目後半】ストナンノック~ナンパという人生に似たものを感じて~
ミニーの家(ミニーマウス)
◇◇◇
大阪での初即。
随分と時間がかかった。
クラスタに属し、9ヶ月後経った。
この時間は、夢を見ているような時間だった。
彼女を見送り、仕事をすこしこなす。
日常生活でのストリートナンパノック。
非日常を味わえるこの時間が愛おしい。
朝の不安はいつの間にか自信に変わっていく。
今日はいける、それを裏付けるそんな出来事でもあった。
もう一度、あの夢を見たい。
再び、Mへ出た。
◇◇◇
Mは、まるでお祭りのようだ。
熱気があり、商売人の声が行き渡る。
観光客たちは、その非日常に身をゆだね、通りすがる人は、その熱気を非日常に変えていく。
午後19時。
8人目 GUの手提げ袋を持つ子
「GU最近めっちゃファッショナブルだよね?」よくわからん声かけでオープン。
ただ改札口へと吸い込まれていった。
9人目 カラフルな服装の子
「お姉さん!もしかして不思議の国のアリスさん?」 でオープン。
反応はかなりいい。
しばらく和み、カフェへ打診。
通るも「おごってくれるよね?」と強く言われ
「あなたの態度次第ね~」と濁すも「おごって、おごって」と言われるので面倒になりLGだけして放流。
基本僕は、おごる。
ただそれを全面にだされる人は嫌だ。
10人目 台湾人CA
あまりの美貌に、「なんでここは人多いんですかね?」と謎の声かけでオープン。
片言の日本語と片言の英語で和み「台湾行ったとき会いましょう」と
握手した。
11 ゆっくり歩くOL
和むも放流
12 JD
ほぼガンシカに近い
時間は21時になった。
舞台をUへ移す。オープンの割合が昨日より高くなっている。
昨日はおよそ6割がガンシカだった。
それが今日はおよそここまで「2割」程度がガンシカだ。
「4割」改善したのには2つを改善したからだ。
- 余裕をもつこと。
→「余裕を持つ意識」。これだけです。
余裕を持とう、それだけを意識しました。これを意識することで、立ち振る舞いや行動に自信が持てることを知りました。
2.ゆっくり話すこと
→これをするだけで、相手に安心感を与えます。同時に言いたいことも整理ながら話せます。
2つとも基本中の基本ですが、意識するだけでかなりオープンが違いました。
◇◇◇
21時半。
ゾーンで、ナンパぼーいくんと伊右衛門くんとKPする。
ぼーいくんは、クラスタになり、2人目に合流させて頂いた人だ。
当初、どんな子が来るかと思ったら、イケメンで好青年だったのを覚えている。
久しぶりに会って、より洗練された印象を持った。
互いの健闘を誓い合い強く握手した。
伊右衛門くんは、もうかれこれ10回はコンビさせてもらった。
二人ともコンビ即はまだない。
「今日はしましょう!」力強い言葉が気持ちを奮い立たせる。
さぁ、ゲームの始まりだ。
◇◇◇
13人目 コンビ JD就活生
オープンするも、帰るグダで放流。
14人目 コンビ タイ好きOL
15人目 ソロOL
早足で行かれる。
16人目 ソロJD
早足で行かれる。
17人目 ゆっくり歩く2人組
伊右衛門君と目が合う。互いに目で合図し、追い越し話しかける。
「こんばんは~!いっぱい飲んだ顔していますね~!」
反応がいい。
相席屋に向かうところを、「うちらと相席しよう!」伊右衛門君が絶妙のタイミングで打診。
それが通り、居酒屋イン。
「乾杯~!」の合図で勢いよくグラスを鳴らす。
2人とも既に何杯も飲んでいる。
ノリが良く、伊右衛門担当子が気を遣っていろいろやってくれる。
どっちがタイプの質問に、担当が決まった。
ソラ担当子は、控えめな割に遊んでいた。
彼氏がいても、別の男もいたことがある。
伊右衛門担当子が「この子浮気ばっかするんだよ~」となぜか暴露する。
伊右衛門君と担当子がトイレに行っている間、「すこしでいいから2人でデートしよう?」と誘う。
ソラ担当子「行きたいけど、友達いるし、リーセやから」頑なに拒否反応をする。
随時トイレにいる伊右衛門君と状況をラインで伝え合う。
2人が戻ってきて、4人でまた盛り上がる。
すると、伊右衛門担当子が、そっと耳打ちしてくる。
「この子抱いちゃっていいよ~」
よくわからないシチュエーションに感謝し、思いいっきり口説く。
しかし状況は同じだ。「リーセだから、友達がいるから」 ラチがあかなくなり、放流サイン。
すると、エレベーター降りたところで、伊右衛門担当子が「じゃあ、また後でね~!」と神セパ。
おお~!と感動しながら、ソラ担当子の手を引き、カラオケイン。
この選択の誤りがすべての間違いだった。
「カラオケ嫌だから帰る」と言い出す、担当子。
じゃあ、「ネカフェね!」でイン。
ものの3分でやっぱり帰ると、飛びだされた。
お会計を済まし、呆然と彼女の姿を見送る。 唖然とした。
自分の詰めの甘さにただただ呆然とするしかなかった。
僕はただの阿呆だった。
リーセという状況をしっかり理解できていなかった。
女性からすれば、リーセではやはりしたくないという状況に、血がでてしまったら、しっかり洗い流したいし、そもそもネカフェやカラオケという場所も嫌だ。
自分は勝手に勘違いしていた。食いつきもあるし、ワンナイトも多い子だから、、、ここでいいだろうと。
もっと彼女に向き合えば、気持ちを考えれば、テルホという選択肢が自ずと浮かび上がってくる。
セパし、ソロを続けるもなかなか気持ちが切り替えられない。
決めるべきゴールを決められない。
たとえるなら100点満点と自信あるテスト用紙に名前を書かなかった人みたいに。
伊右衛門君に「ごめん、あかんかったわ!担当子めっちゃ良い子やから、そのままお泊まりでもいいよ」と連絡すると 次のようにラインが来た。
「即ったら、すぐ戻ります。今日はソラさん即らせるって決めたんで!この子は、しっかりフォローしておきます」
目頭が熱くなった。彼は、人として尊敬できる。
今日も体調が万全でないなか、「ソラさんのために」と来てくれた。
伊右衛門くんからの即報が届き、再び合流する。
「まだまだいけますよ!がんばりましょう」気持ちのスイッチが入る。
深夜1:30 再度スタートする。
16~17人 ソロ OL
ガンシカ
18人目 コンビ JD
和むも相席屋に吸い込まれた
19人目 コンビ
ドンキ前で話すも帰られる
20人目ソロOL
「ちょっとうるさい」と言われる。
21人目 ソロ
お帰りになられる。
22人目 OLコンビ 連れ出し
アパレルの先輩後輩子。
4人で和む。1時間程度和むも、セパれる雰囲気もなく渋々放流。
◇◇◇
深夜3時
長い1日の幕が閉じた。
大阪での初即の思い出が遠い昔のようだ。「あのときこうすれば」と後悔の念が渦巻く。
喜怒哀楽が混じり合った1日だった。
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結果
総時間:10時間
声かけ22人
連れだし3(1人、2コンビ)
6LG
1即
費用:6500円(ホテル、飲み代、移動代)
歩行距離:22キロ
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Uの都会で、ひっきりなしに車が行き来する。
ヘッドライトの赤い光線が、水たまりに反射した。その灯りが僕を赤く染める。
次々にいろいろな形のライトが反射し、色が変わっていく。
その色が否応なく自分を染めていく。
今日起こったこととその光に照らし合わせていた。
ソラ